【長崎】本物の教会で結婚式を挙げたい！信者以外もOK？費用や条件まとめ（浦上天主堂・大浦天主堂ほか）

異国情緒あふれる街、長崎。

「結婚式場にあるチャペルではなく、歴史ある『本物の教会』で愛を誓いたい」

そう願うカップルは多いですが、実際の教会は信者の方々の祈りの場であり、一般的な結婚式場とはルールが大きく異なります。

今回は、長崎市内の有名なカトリック教会における挙式の条件、費用、注意点をまとめました。特に気になる**「信者ではなくても挙式ができるのか？」**というポイントを中心にご紹介します。

1. 浦上教会（浦上天主堂）

長崎のシンボルとも言える、赤レンガ造りの荘厳な教会です。

• 挙式の可否：信者以外でもOK

• 費用目安：計 17万円ほど

  • 内訳：献金 12万円 ＋ 5万円（※浦上の信者でない場合）

  • ※プラス5万円には、神父様・聖歌隊・オルガニストへの謝礼が含まれます。

• 申し込み方法：新郎新婦による直接申し込みが必要

• 準備・条件：

  • 結婚講座：全4回の受講が必須

  • 事前リハーサル：必須

【予約の流れ】

1. まずは電話で予約が可能

2. 神父様と面談（この時に正式申し込みもOK）

3. 結婚講座の受講（全4回）

4. 挙式

【ポイント】

信者以外にも門戸が開かれていますが、事前の面談や講座受講など、しっかりとした準備期間が必要です。

2. 神ノ島教会（カトリック神ノ島教会）

海を臨む美しいロケーションに立つ、白亜の教会です。

• 挙式の可否：信者以外でもOK

• 費用目安：13万円ほど（※教会内のお花代は別途料金）

• 設備：控室あり

• 申し込み方法：新郎新婦による直接申し込みが必要

• 準備・条件：

  • 勉強会：4～5回の受講が必須

  • 注意点：勉強会には必ず**「新郎新婦揃って」**参加する必要があります。

【ポイント】

お花代は別ですが、比較的リーズナブルに本格的な挙式が叶います。ただし、お二人揃って勉強会に通えることが絶対条件となります。

3. 大浦天主堂

世界遺産にも登録されている、長崎で最も有名な教会の一つですが、挙式のハードルは非常に高いのが現状です。

• 挙式の可否：「大浦教会の信者」のみ可

  • ※観光地として有名ですが、誰でも挙げられるわけではありません。

• 費用目安：161,000円（2026年12月現在）

• 設備・注意点：

  • 教会内に新郎新婦用の控室がありません。

  • 近隣のホテル（ANAクラウンプラザホテル、セトレグラバーズハウス、ホテルモントレ長崎など）で客室を取り、そこで支度をしてから教会へ向かう必要があります。

【ポイント】

「憧れの大浦天主堂で！」と思われる方も多いですが、基本的には所属信徒の方のための場所となります。

4. 城山教会・中町教会

• 挙式の可否：信者のみ可

• 申し込み方法：新郎新婦による直接申し込みが必要

• 詳細：

  • 費用については直接教会へ確認が必要です。

  • 中町教会には控室があります。

本物の教会で挙げる際の「重要な心構え」

結婚式場（チャペル）と違い、本物の教会で挙式をする際にはいくつかのルールがあります。

1. 「結婚講座（勉強会）」の受講が必須キリスト教における結婚の意義を学ぶため、数回にわたって教会へ通う必要があります。遠方にお住まいの場合、ここが一番のハードルになることが多いです。
2. 新郎新婦による「直接申し込み」が原則ウェディングプランナー任せにすることはできません。お二人の意思で教会に連絡し、神父様とお話しする必要があります。

手間や時間はかかりますが、その分、厳かで感動的な「一生の誓い」となることは間違いありません。

条件やお二人のスケジュールと相談しながら、最適な教会を見つけてくださいね。

※情報は変更になる場合があります。必ず事前に各教会へ直接お問い合わせください。